
|
【内容サンプル】 (赤い文字の部分が入力される部分です) |

|
えりちゃんの ために せかいで たった いっさつの えほん
えりちゃん、うまれてきてくれて ありがとう。
2006年9月1日 パパとママより
|
 |
|
 |
ようこそ! えりちゃん
ようこそ! あかちゃん
なかえよしを・作 上野紀子・絵
クリエイト・ア・ブック |
 |
こうのとりが えりちゃんを おとうさんの つとむさん おかあさんの ともみさんに とどけるために きょうとふ きょうとしに むかって とんでいました。 「えりちゃんが うまれる 2006ねん9がち1にち ごご1じ30ふんまでには まだ だいぶ じかんも あるなぁ。 ちょっと ひとやすみして いくかな。」 こうのとりは ずっと とびつづけて いたので つかれて いたのです。 |
 |
こうのとりは きれいな おはなばたけに まいおりました。 「きもちのいい おはなばたけだ。」 こうのとりが そういって やすんでいる あいだに えりちゃんは はいはいして おはなばたけの さんぽに でかけました。 |
 |
えりちゃんが おはなばたけに はいって いくと そこに きれいな ようせいの おうじょさまが あらわれました。 「ここからは ようせいの くにですよ。 ようせいで ないと はいれませんよ。」 えりちゃんは なんの ことだか わかりません。 すると ようせいの おうじょさまは 「えりちゃんを ようせいに して あげましょう。」 と いって つえを ふりました。 |
 |
すると えりちゃんの せなかに かわいらしい はねが はえました。 はねが はえると そこに ちいさな はなの ようせいが あらわれました。 「わたしが ようせいの くにを あんないします。」 えりちゃんは はなの ようせいの あとに ついて おはなばたけの うえを とんで いきました。 |
 |
「ようせいの くにの おともだちに しょうかいして あげましょう。」 はなの ようせいは えりちゃんを みんなの ところに つれて いきました。 「みなさーん あたらしい ようせいの えりちゃんですよー。」 おはなに たくさん ちいさな ようせいたちが あつまって きました。 あたらしい おともだちが できて みんな うれしそうです。 「えりちゃんの かんげいかいを しましょう」 みんなが いいました。 |
 |
ちいさな ようせいたちは えりちゃんの ために ジュースを つくろうと たくさん くだものを もって やって きました。 えりちゃんの ための ごちそうです。 「どうして みんな はじめて あったのに こんなに しんせつに して くれるの? 「だって えりちゃんの よろこぶ かおが みたいんだもの。」 ちいさな ようせいたちが こたえました。 えりちゃんは うれしくて ジュースを いっぱい のんで しまいました。
「それでは こんどは みんなで かくれんぼを しましょう。 わたしが おにに なるから みんな かくれて いいですよ。」 と はなの ようせいが いいました。
|
 |
それを きくと みんなは あっと いうまに おはなの かげに かくれました。 えりちゃんも いそいで おはなの かげに かくれました。 でも みんな すぐに はなの ようせいに みつかって しまいました。 |
 |
「こんどは おにごっこを しましょう。」 はなの ようせいが いうと 「こんどは えりちゃんが おにに なる。」 と えりちゃんが いいました。 「えっ えりちゃんが?」 みんなは おどろきました。 「どうして おになんかに なるの?」 と みんなは えりちゃんに たずねました。 「だって みんなの よろこぶ かおが みたいんだもの。」 と えりちゃんは こたえました。 |
 |
みんなは えりちゃんが こころの やさしい こだと おもいました。 それで ようせいの おうじょさまが えりちゃんを ようせいに したんだと おもいました。
ちいさな ようせいたち みんなは そら たかく のぼりました。 とりさんが やって きて びっくりぎょうてんしていました。 えりちゃんは たのしくて たのしくて いつまでも とびまわって いました。 |
 |
あまり とびまわって いたので みんな つかれて しまいました。 ちいさな ようせいたちは おはなの うえに まいおりて おはなの つぼみの なかで おひるねを しました。 えりちゃんの まわりに みんな よりそって しあわせそうに ねて しまいました。 |
 |
しばらく ねて いると どこからか かすかな こえが きこえて きました。 「えりちゃん。」 「あっ こうのとりの こえだ。」 みんなも 「きこえる きこえる。」 と いいました。 えりちゃんが みあたらないので こうのとりが しんぱいして さがして いるのです。 「もう いかなくては。」 えりちゃんは いいました。 |
 |
「また あそびに きても いい?」 えりちゃんが たずねました。 「でも にんげんに なったら ようせいで なくなっちゃうから わたしたちの ことなんて きっと わすれちゃうよ。」 ちいさな ようせいたちが いいました。 「ぜったいに わすれない!」 えりちゃんは おおきな こえで いいました。 「さようなら また くるね。」 |
 |
えりちゃんは こうのとりの こえの する ほうへ ようせいの くにの おはなばたけから でて いきました。 すると えりちゃんの せなかの はねが きえました。 「さようなら また あそびに きてね。」 ちいさな ようせいたちは えりちゃんに てを ふりました。 |
 |
えりちゃんが いって しまうと ちいさな ようせいたちは 「えりちゃんは わたしたちの ことなんか すぐに わすれちゃうよ。 もう ようせいじゃあ ないんだから。」 「そうだよね。はねが ないんだものね。」 と かなしそうに いいました。 |
 |
すると そこに また ようせいの おうじょさまが あらわれました。 そして いいました。 「だいじょうぶ。えりちゃんは こころが ようせいに なりましたからね。 はねなんか なくても いつまでも みんなの ことを わすれませんよ。」 ちいさな ようせいたちは あんしんしました。 「そうだよ。えりちゃんは ようせいの こころを もった ステキな にんげんに なるよ。」 「そうすれば きっと また あそびに きて くれるよ。」 |
 |
えりちゃん ようせいの こころ わすれないでね! |
 |
えりちゃんは くりえいとびょういんの うめだせんせいの おかげで しんちょう 49.5センチ たいじゅう 2990グラムで たんじょうしたのでした。 おとうさんと おかあさんは えりちゃんが うまれて だいかんげきでした。
パパ ママが えりちゃんの たんじょうを おいわいして くれました。
それを みとどけると こうのとりは まんぞくそうな かおを して かえって いきました。
ようこそ!あかちゃん なかえよしを・作 上野紀子・絵 |
 |